プロ野球 オールスター 結果速報がリアルタイムで駆け巡る現代のSNS(Xや掲示板コミュニティ)では、MVPの行方を巡って試合中盤から白熱した議論が交わされます。ファンが求めているのは単なる数字の積み上げではなく、「球史に残る絵になる瞬間」です。
語り継がれる歴代名シーンの筆頭として挙げられるのが、2004年第2戦における新庄剛志氏の「予告単独ホームスチール」です。全パの三塁走者だった新庄氏は、捕手が投手に返球した一瞬の隙を突いて本塁へヘッドスライディング。球場が騒然とする中で先制点を奪い、電光掲示板に自ら「これからはパ・リーグです」と映し出させてMVPを獲得しました。当時のネット掲示板やメディア取材に対し、新庄氏は「ファンが何を観に来ているかを考えたら、普通に打つだけじゃつまらない」と語っており、エンターテインメントを極限まで追求したMVPの象徴例として今なお称賛されています。
また、1996年のイチロー氏による「投手登板」(松井秀喜氏との対決を野村克也監督が代打・高津臣吾氏で阻止した場面)や、2013年に引退年の宮本慎也選手が見せた絶妙なタイムリーなど、数々のドラマがファンの心を捉えてきました。
近年のオールスターMVP ネットの反応を定性分析すると、ファンの関心は「自チームの選手が活躍したか」にとどまらず、「普段は見られない他球団エースとの真っ向勝負」に集中しています。ストレート予告で全球直球勝負を挑む剛腕投手や、初球フルスイングでスタンドへ叩き込むスラッガーの姿に対して、「これぞオールスター」「ペナントの緊張感とは違う極上のエンタメ」といった好意的な投稿がタイムラインを埋め尽くします。