福岡都市圏の住民や飲食店経営者からは、渇水報道に対する特有の反応が見受けられます。長年福岡に暮らす住民の間では、「ダムの話題が出たら風呂の残り湯を洗濯に使う習慣が自然と身についている」といった高い節水リテラシーが定着しています。
一方で、近年に他県から転入してきた新住民や若年層の間では、「過去の大渇水を知らないため、取水制限のニュースが出てもピンとこない」という意識のギャップも生じています。商業施設やオフィスビルでは中水道(再生水)の導入が進んでいるため、市民が日常生活の中で渇水を直接体感する機会が減ったことも、危機感の希薄化につながっているという側面は否めません。