お風呂上がりにヘアバンドを使用する際、最も気になるのが「髪へのダメージ」です。毛髪は水分を含むと水素結合が切断され、表面を保護するキューティクルが柔らかく開きやすい状態に変化します。この状態で物理的な摩擦や強い圧迫が加わると、キューティクルが剥離し、枝毛や切れ毛、パサつきの原因になり得ます。
特に注意すべき濡れた髪が傷むデメリットの主因は、ゴムの締め付けによる局所的な摩擦と、湿った状態での長時間の放置です。きついゴムで濡れ髪をぎゅっと固定したまま1時間以上放置すると、髪内部のコルテックスに歪みが生じ、乾いたあとも頑固な寝癖やうねり跡として定着してしまいます。
一方で、入浴直後のスキンケア前髪留めとして5〜15分程度活用し、余分な水分を速やかに吸収させる用途であれば、髪への直接的なダメージは最小限に抑えられます。むしろ、髪が顔に張り付くことによる化粧水や乳液の油分付着を防ぎ、肌荒れ予防とヘアドライ前の吸水促進という大きなメリットを享受できます。