断食直後の体内は、エネルギーの枯渇に備えて脂肪を蓄えようとする防御反応がピークに達しています。この飢餓スイッチが入った状態で糖質や脂質の多い食事を摂取すると、血糖値が急上昇(血糖値スパイク)を引き起こし、余剰な糖分が即座に体脂肪へと変換されてしまいます。これこそが、断食直後に起こる典型的なリバウンドのメカニズムです。
リバウンドを防ぐ回復期スケジュールの基本原則はシンプルです。「断食を行った日数と同じ期間、もしくはそれ以上の回復日数を確保する」こと。例えば、3日間の本断食を行った場合、最低でも3日間は段階的な回復食プログラムを組む必要があります。1日断食であれば丸1日、16時間断食であればその後の1〜2食を意識的にコントロールします。
また、休止していた胃酸の分泌や消化酵素の働きはすぐには戻りません。急激な固形物の投入は胃痙攣や強い吐き気、急性胃炎の引き金になるため、流動食から半固形食、固形食へと段階を踏む胃腸への負担を減らす食事法を徹底して守る姿勢が求められます。