「ぬるぽ」を生み出したJavaという言語の歴史も、波乱に満ちている。かつてJavaの開発元としてIT界を牽引したサン・マイクロシステムズは、多くの先進的な技術を世に送り出した。しかし企業買収を経て、その権利と技術開発の主導権はオラクルへと引き継がれることになる。
企業の所有権が変わろうとも、Javaが世界中のシステムを支え続ける事実は揺るがない。そしてシステムが稼働し続ける限り、NullPointerException、すなわち「ぬるぽ」が消え去ることもない。企業史のドラマの裏側で、開発者たちの現場で愛され続けたスラングが今日も密かに息づいている。