着信時にうっかり通話ボタンを押してしまったり、折り返してしまったりした際に最も多く確認されているのが、自動音声ガイダンス詐欺の真相とされる組織的な手口です。電話口からは肉声ではなく、合成音声による機械的なアナウンスが流れます。
報道関係者の取材や被害報告によると、ガイダンスの内容は多岐にわたります。「NTTファイナンスです。未納料金があるため法的措置へ移行します。詳しい説明は1番を押してください」「入国管理局です。提出書類に不備があります」「電力会社の重要なお知らせです」など、実在する公的機関やインフラ企業を騙るものが大半を占めます。指定された番号をプッシュすると、オペレーターを名乗る犯行グループに繋がり、氏名や生年月日、クレジットカード番号などの個人情報を聞き出されたり、電子マネーによる支払いを強要されたりします。
SNSやネット掲示板上でも、連日のように困惑と憤りの声が投稿されています。
「深夜2時に+1(833)から着信。ワン切りだったけど気味が悪すぎる」(Xでの投稿)
「出てみたら『重要なお知らせです』と機械音声が流れたので即切った。調べたら詐欺らしくてゾッとした」(知恵袋での相談)
「仕事用のスマホにかかってきて、海外取引先かと思って出そうになった。危ないところだった」(ビジネスパーソンの報告)
こうした事態を受け、警察庁の国際電話詐欺注意喚起でも「身に覚えのない国際電話には決して出ない、折り返さない」よう強く呼びかけが行われており、国内全体で被害抑止に向けた警戒態勢が敷かれています。