数値データだけでなく、現場を行き交う人々の実感はどうでしょうか。周辺の飲食店主、日常的に広場を利用する若者、そしてSNS上に投稿されるリアルタイムの声を現地で取材・抽出しました。
すぐ近隣の飲食店に勤める30代店長は次のように語ります。「数年前までは、深夜2時を回ると若者が階段付近に座り込んで大音量で音楽を流したり、ゴミを散らかしたりする光景が当たり前でした。しかしここ1〜2年は、警察官が頻繁に声をかけるようになったため、長居する集団は明らかに減りました。普通に歩いて帰る分には全く物騒さを感じません」。
一方、ネット掲示板や知恵袋、Xにおける一般ユーザーの反応は、利用する時間帯によって真っ二つに分かれています。
- 「お昼にお好み村で食べたあと新天地公園のベンチでひと休みしたけど、ハトが飛んでて普通ののどかな公園だった」
- 「パルコ裏のアリスガーデンから新天地公園にかけては、夜9時を過ぎると雰囲気がガラッと変わる。キャッチやホスト風の人が増えるので女性1人だと少し緊張する」
- 「金曜日の夜はパトカーの赤色灯がいつもどこかで回っているから、逆に変な犯罪は起きにくそう」
広島パルコの前に広がるアリスガーデンがイベントや若者の待合スペースとして機能しているのに対し、道路を挟んだ新天地公園は、より「歓楽街の入口」としての影を色濃く残しています。この地理的距離わずか数十メートルのグラデーションが、評判のギャップを生み出している本質です。