幕張メッセという巨大空間をフルに使ったステージセットは、従来のスタジオ収録型特番とは一線を画すスケールを誇っていた。アリーナを取り囲む巨大なLEDウォール、ダイナミックに空間を切り裂くムービングライト、そしてフロアを縦横無尽に駆け抜けるクレーンカメラ。
音響設計の難易度が高い巨大展示場において、生バンドの音圧と繊細なボーカルをクリアに全国へ届ける技術陣のオペレーションは見事というほかない。スマートフォンやPC画面での個別消費が当たり前になった時代だからこそ、「同じ瞬間、同じ熱狂を共有する」という生放送の原点に立ち返るテレビマンたちの執念が、この巨大な空間構築からひしひしと伝わってきた。