水商売における営業手法として、「アフター」としばしば対比されるのが「同伴(接客業)」だ。この二者には構造的な違いが存在する。
同伴は、店がオープンする前の夕方から食事や買い物を共にし、そのまま二人で入店するシステムだ。店側にとっては確実な来店と早い時間帯の席埋めを保証する手段であり、多くの店舗で「同伴料金」が明示的に課金される。一方のアフターは、店舗のラストオーダーを終えた「営業時間外」に行われる。店舗側の伝票に「アフター代」という項目が載ることは原則としてない。
では、アフターにかかる費用はどうなるのか。居酒屋やバー、カラオケ、時にはファミレスへと向かう飲食費は、ホスト(職業)としての面子や売上規模によって分かれる。売れっ子ホストであれば自腹でスマートに支払うケースが一般的だが、売掛金(ホストクラブ)の回収に苦しむ新人や若手の場合は、客側が支払いを肩代わりする場面も目立つ。形式上の追加料金はゼロであっても、そこに至るまでに店内で投じた金額を鑑みれば、決して「無料のサービス」などではない。