ソウル市内の最新店舗の厨房を覗くと、汗を流してフライヤーに向かう料理人の姿はない。代わりに鎮座しているのは、正確無比な動きでバスケットを揺らす多関節の調理ロボットだ。急激な人件費の上昇と深刻な労働力不足に直面した外食産業は、調理プロセスのロボット化に路を見出した。
ロボットの導入は人件費の削減だけでなく、品質の均一化という決定的なメリットをもたらした。油の温度変化や揚げる時間のズレをミリ秒単位で補正するため、どの店舗を訪れても完璧な揚がり具合が約束される。かつて職人の勘に頼っていた「秘伝の技」は、いまや高度なアルゴリズムによって再現されている。