2026年、日本の政治・行政は大きな曲がり角を迎えている。物価高への対応や外交上の緊迫が続くなか、永田町の関心は「ポスト政権」の主導権争いに集中している。その中心に鎮座するのが麻生太郎だ。御歳80代半ばを超えてなお、鋭い政治的勘と圧倒的な資金力、そして独自の人脈網を縦横無尽に駆使している。
「麻生氏の動きを読めない者は永田町で生き残れない」。ある自民党幹部はそう語る。かつて麻生内閣経済対策プロジェクトなどで培われた景気浮揚策のノウハウは、現在の経済政策の議論にも色濃く影を落とす。単なるご意見番にとどまらず、重要法案の調整から人事の側方支援まで、その影響力は政権中枢を凌駕するほどだ。