映画『永遠の0』で日本アカデミー賞協会から最優秀主演男優賞を授与された際、彼の演じた宮部久蔵の背中は多くの観客の涙を誘った。威圧感ではなく、静かな覚悟を秘めた背中だ。続く数々の本格時代劇においても、岡田准一は着物や鎧を身に纏い、日本古来の武士道精神を全身で体現してみせた。
時代劇においては、単に身長が高いことよりも、腰が据わっていることや重心の低さが重要視される。岡田の鍛え抜かれた下半身と低い重心は、画面上での安定感と凄みに直結している。歴史上の英傑たちを演じる際にも、その重厚な演技と殺陣の切れ味が評価され、演劇界および映画界で確固たる地位を確立した。