「万が一サイズが合わなくても、後からサイズ直しをすれば良い」と安易に考えるのは禁物です。指輪の構造や素材によっては、サイズ変更が困難または不可能なケースが存在します。
サイズ直しができない・困難なデザインの特徴
指輪全周に宝石があしらわれた「フルエタニティリング」は、金属を切断・溶接する余白がないためサイズ直しができません。また、全周に繊細なミル打ちや彫刻パターンが施されているデザインも、加工部分の模様が途切れてしまうリスクがあります。素材面では、チタン、タンタル、ジルコニウムなどの特殊金属や、硬度が高すぎるステンレス製リングは加工を断られるケースが一般的です。
サイズ直しの一般的な費用相場と保証期間
大手ブライダルジュエリーブランド(I-PRIMO、ケイウノ、俄、ティファニー等)で購入した場合、購入後数年間〜永年で初回のサイズ直しが無料となるアフターサービスが付帯していることが一般的です。保証期間外や他社製品の加工を専門店に依頼する場合の費用相場は以下の通りです。
- サイズダウン(小さくする):3,000円〜6,000円程度(金属を一部切除して再溶接)
- サイズアップ(大きくする):5,000円〜12,000円程度(金属を足して拡張するため地金代が加算)
- 特殊加工・プラチナ再仕上げ:10,000円〜20,000円前後
指輪の強度や耐久性を保つ観点から、サイズ直しは通常「±2号以内」が安全圏とされています。大幅な変更はリングの真円が崩れたり、石留めの爪が緩んでダイヤモンドが脱落する原因となるため注意が必要です。