本作の代名詞ともいえるのが、タイムマシン「デロリアン」を用いた驚異のステージイリュージョンです。演出を手掛けたのは、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』等でも知られる世界最高峰のクリエイティブチーム。最先端のLEDスクリーン、精密なプロジェクションマッピング、そして重力を無視したかのようなメカニクスが見事に融合しています。
劇中、時速88マイルに達した瞬間、舞台上を走るデロリアンが閃光とともに時空を歪ませるシーンは息をのむ迫力です。さらにクライマックスでは、デロリアンが車輪を真横に倒して客席上空へと浮上・旋回するフライング演出が展開。1階席はもちろん、2階席の観客の目の前にまで迫るその光景は、従来のミュージカルの枠組みを完全に超越しています。
劇場内全体を包み込むサラウンド音響と照明のシンクロによって、観客自身がタイムトラベルの渦中に放り込まれたかのような錯覚を覚える仕掛けとなっており、映画を知り尽くしたファンからも感嘆の声が上がっています。