時計界に衝撃を与えた出来事の一つが、スウォッチ グループ主導による「バイオセラミック スキューバ フィフティ ファゾムス(Bioceramic Scuba Fifty Fathoms)」の発表であった。ハイエンドな雲上ブランドのデザインアイコンと、革新的素材バイオセラミックが融合したこのプロジェクトは、世界中の直営店に大行列を生み出した。
この大胆な試みを率いたのが、ブランパンの社長兼CEOであり、熱狂的なダイバーとしても知られるマーク・A・ハイエック(Marc A. Hayek)である。ハイエックは名作のヘリテージを損なうことなく、デジタルネイティブや若い世代に向けて機械式時計の魅力を強烈にアピールすることに成功した。
エントリーモデルとしてのスウォッチコラボレーションは、本家ブランパンが持つ職人技や深遠なブランドストーリーへの入り口として機能し、プレステージモデルへの関心を飛躍的に押し上げる契機となった。