時を経て現在、このアイコンに火をつけたのはSNSのアルゴリズムだ。TikTokやInstagram上では「#GyaruKitty」「#平成レトロ」のハッシュタグが数億回再生を記録。Y2Kファッションの世界的隆盛に伴い、デコラティブで過剰な装飾美が「究極の自己肯定」として若い世代の心を掴んでいる。
聖地・SHIBUYA109の店頭には、ギャルキティのグッズを求めて長蛇の列ができる。並ぶ若者たちに話を聞くと、共通するのは「他人の目を気にしない圧倒的な強さへの憧れ」だ。均質化されたミニマリズムや淡色コーデへの反動として、原色のハイビスカスやヒョウ柄、ラインストーンのギラギラした質感が新鮮に映る。
海外のインフルエンサーが火付け役となり、リバイバルは国境を越えた。平成の遺物が、デジタルの海を通じて最先端のエッジへと昇華したのだ。