埼玉県民にとって深刻なのは、気温の高さだけではない。午後から夕方にかけて発生する局地的な積乱雲、いわゆる「ゲリラ豪雨」とそれに伴う強風だ。特に国道16号線の内側に位置する大宮・浦和・川口エリアでは、上空の強い寒気と地表の熱風が衝突し、突風やダウンバーストが多発している。
「一瞬で視界がゼロになり、駅のホームに暴風雨が吹き込む」――埼京線を利用する大宮市在住の30代会社員はそう証言する。架線への落雷や飛来物による運転見合わせが頻発し、ダイヤの乱れは都内のターミナル駅にまで波及。荒川河川敷周辺ではゴルフボール大のヒョウが降り、車体や住宅の屋根を傷つける被害も報じられている。