洋風モーニングのブームが定着する一方で、いま猛烈な勢いで再評価されているのが日本の伝統的な和朝食だ。炊きたての土鍋ご飯に、職人が炭火でじっくりと煎り上げた焼き魚、熟成味噌を用いたお椀。シンプルでありながら極上の滋味を秘めた和の朝食は、国内旅行者のみならず訪日外国人客をも虜にしている。
こうした動きに合わせて、街角のモーニングカフェでも従来のトーストセットだけでなく、出汁にこだわったお茶漬けや季節のおばんざいを提供する店舗が増加した。朝の限られた時間の中で、身体に優しく心を満たす滋味深い一口を提供する試みが、新たな顧客層を開拓している。