出家や教団関連でのタレント活動を本格化させるにあたり、幸福の科学は独自の芸能プロダクション組織を構築した。その中核を担ってきたのが「ニュースター・プロダクション」および「ARI Production」である。これら専属事務所の設立は、既存の大手芸能プロダクションに依存せず、教団の価値観に沿ったエンターテインメント作品を独自に制作・展開するための戦略的拠点として機能している。
ニュースター・プロダクションは主に若手タレントや俳優の育成を目的に設立され、教団が手掛ける舞台や映像作品への出演機会を提供してきた。一方でARI Productionは、千眼美子をはじめとする知名度の高いタレントをマネジメントし、メディア出演や音楽活動、広報活動のサポートを担う。一般の芸能界と距離を置きつつも、独立した芸能事務所として作品の企画から配給までをトータルで管理するシステムを築き上げた点は、宗教法人のメディア戦略として極めて異例の構造と言える。