コンビ解散時に必ず浮上するのが「深刻な不仲説」です。尼神インターに関しても、東京進出後にテレビ番組内で見せていた激しい掛け合いや、楽屋での会話の減少といったエピソードが切り取られ、ネット上では「実は修復不可能なほど仲が悪かったのではないか」という憶測が飛び交いました。
しかし、舞台裏を知る制作関係者の証言や当時の密着ドキュメンタリーを振り返ると、実態は「不仲」という安直な言葉では括れないプロ同士の距離感の変容でした。20代の若手時代は私生活まで共有する親密さがあったものの、キャリアを重ねるにつれてお互いのパーソナリティが確立し、心地よい「仕事上のパートナーシップ」へと成熟していった経緯があります。
解散に際しても、渚は「誠子のやりたいことを全力で応援する」と背中を押し、誠子もまた渚への深いリスペクトを公言しています。長年続いた「ヤンキーキャラと痛い乙女キャラ」という固定化されたパブリックイメージに縛られ続ける限界を双方が認識した上での前向きな関係解消であり、ドロドロとした確執が解散原因という見方は完全な誤解と言えます。