プロ直伝の安全な木の切り方完全ガイド!伐採手順と失敗ゼロの極意

プロ直伝の安全な木の切り方完全ガイド!伐採手順と失敗ゼロの極意

プロ直伝の安全な木の切り方完全ガイド!伐採手順と失敗ゼロの極意に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。

現場取材において、DIY経験者が「最も後悔した」と口を揃えるのが、木を倒した後の残務処理です。特に伐根と切り株処理を怠り、切り株を地表に残したまま放置する家庭が目立ちます。

放置された切り株は、数ヶ月から数年のうちに腐敗が進行し、ヤマトシロアリやイエシロアリの巨大な巣窟へと変貌します。切り株から地中を伝って母屋の基礎へシロアリが侵入し、耐震性を損なう被害事例が住宅検査会社から多数報告されています。切り株を完全に掘り起こす「伐根」が予算や重機搬入の関係で難しい場合は、ドリルで切り株の天面に数箇所の深穴を開け、高濃度の除草剤原液を注入した上で黒いビニールシートを被せて日光を完全に遮断し、根を枯死させる防腐対策が欠かせません。

また、日本古来の生活文化に根差した木の伐採お清め手順を軽視して不安を残すケースも散見されます。長年庭に根を張り、家族を見守ってきた大木には神仏や精霊が宿ると考えられてきました。気持ちよく作業を終えるため、以下の作法を推奨します。

伐採当日の朝、木の根元周辺を綺麗に掃き清め、盛り塩を東西南北の4箇所に配置します。その後、根元に「清酒」を注ぎ、手を合わせて「これまで庭を守っていただきありがとうございました。やむを得ず伐採させていただきます」と感謝の言葉を唱えます。宗教的な義務ではありませんが、古くから作業者の気の緩みや迷いを払い、安全意識を引き締める心理的アンカーとして現在もプロの間で大切に受け継がれています。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。