新潟・西福寺開山堂を徹底解剖!石川雲蝶の最高傑作と拝観攻略2026

新潟・西福寺開山堂を徹底解剖!石川雲蝶の最高傑作と拝観攻略2026

新潟・西福寺開山堂を徹底解剖!石川雲蝶の最高傑作と拝観攻略2026の総合ガイドをお届けします。最新トレンドが満載です。

西福寺を訪れたなら、必ず息を呑むのが開山堂天井の中央を飾る大作「道元禅師猛虎調伏の図(どうげんぜんじもうこちょうふくのず)」です。

この大彫刻は、曹洞宗の開祖・道元禅師が中国で修行中、突如現れた猛虎を杖一本で調伏したという伝説の一幕を描いたもの。見上げる者を圧倒するのは、一枚の巨大な欅(ケヤキ)の集合体から彫り出されたとは思えないほどの奥行きと、猛虎の躍動する筋肉、宙を舞う岩石の立体感です。雲蝶は鑿(ノミ)のひと振りごとに生命を吹き込み、猛獣の荒々しい毛並みと道元禅師の静謐な威厳を見事に対比させています。

天井画だけでなく、周囲の欄間に刻まれた二十四孝の物語や、床に埋め込まれた精緻な埋木(うめぎ)細工も見逃せません。歩を進めるごとに新たな意匠が目に飛び込み、見る角度や光の入り方によって表情を変える空間構成は、まさに幕末日本が到達した装飾芸術の極致です。

吉田 誠
著者

吉田 誠

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