トイプードルが国境を越えて絶賛される最大の理由は、動物行動学でいう「ベビースキーマ(幼形成熟の特徴)」を完璧に備えている点にあります。丸みを帯びた頭部骨格、顔の中央寄りに位置する大きな両目、短めのマズル(鼻口部)は、人間が無条件に「守りたい、愛おしい」と感じる本能を強く刺激します。
さらに注目すべきは、全犬種の中でもボーダーコリーに次ぐとされる極めて高い知能(ワーキング・インテリジェンス)です。人の表情や声のトーンを敏感に察知し、飼い主の感情に寄り添う仕草を見せるため、単なるペットの枠を超えて「感情を通わせ合えるパートナー」としての深い愛着が生まれます。
抜け毛が極めて少なく、体臭もほとんどないというシングルコート特有の衛生面での利点も、室内飼育が主流となった現代の住環境において圧倒的な支持を集める決定打となっています。