2006年公開の映画『ただ、君を愛してる』で玉木宏と共演した里中静流役も、ファンにとっては忘れられないハマリ役だ。大きなメガネとダボついた服を身にまとい、ドーナツビスケットをかじりながらカメラを構える姿は、あまりにも愛おしく、そしてあまりにも切ない。
「好きな人が好きな人を、好きになりたかっただけ」という名ゼリフと共に魅せた、ラストシーンの写真展での圧倒的な変化と美しさ。幼さと大人の女性への変貌が一瞬で交錯するあのクライマックスは、邦画恋愛映画の歴史に残る名シーンとして、今もなお多くの人々の語り草になっている。