マツエクの基本となるカールには、主にアルファベットの形状になぞらえた名称がつけられています。仕上がりの美しさを左右するのは、正面から見た際の立ち上がり角度だけでなく、横顔のシルエットや伏し目になった際の陰影です。サロンで提示される比較画像や見本シートだけでは掴みにくい、各カールの本質的な構造差を把握しておく必要があります。
まず、自まつ毛に最も近い自然なカーブを描くのがJカールの特徴です。毛先に向かって緩やかに流れるため、正面からの引き上げ効果は控えめなものの、横から見たときの流麗な長さや伏し目の色っぽさは随一を誇ります。オフィスメイクや、マツエク特有の「付けている感」を極限まで抑えたい層から長年支持され続けています。
一方、ビューラーでしっかり根元から立ち上げたような王道の華やかさを誇るのがCカールの見え方です。黒目の上に適度な縦幅を生み出し、瞳に光を取り込むキャッチライト効果に優れているため、初心者からリピーターまで約6割以上のシェアを占める定番中の定番といえます。
さらに強いインパクトを求める際に選ばれるのがDカールや、サロンによってはその中間に位置づけられるCCカールの違いです。CCカールやDカールは、正面から見ても明らかにまつ毛が眉方向へと力強く立ち上がるドールアイ(人形のような丸い目)を演出できます。ただし、カールが強くなるほど自まつ毛の生え際との角度差が生まれ、毛先がまぶたに刺さるリスクや影を作る要因にもなり得る点には注意が必要です。