トゲが皮膚の表面すれすれで折れてしまい、ピンセットで挟めないときに無理に皮膚をほじくるのは厳禁です。皮膚を傷つけずにトゲを自然と浮かび上がらせるため、家庭にある身近な素材を使った浸透圧と皮膚軟化作用を利用した裏ワザが効果を発揮します。
特に安全性が高く現場でも推奨されるのが「重曹」を活用する方法です。小さじ1/2程度の重曹に数滴の水を加えてペースト状にし、トゲの刺さった患部に塗布して絆創膏を貼ります。そのまま20分〜30分程度放置すると、皮膚がふやけてトゲが自然と外側へ押し出され、頭が出てきたところをピンセットで容易に除去できるようになります。
また、重曹がない場合は蜂蜜や穀物酢を少量コットンに浸して患部に密着させる方法も知られています。蜂蜜が持つ高い保湿・浸透圧効果、あるいは酢の柔軟効果によって皮膚組織が緩み、トゲの先端が露出しやすくなります。いずれの方法も、作業前には必ず流水と石鹸で患部を清潔に洗い流してから行うことが鉄則です。