ランチタイムの開店30分前から、ビジネスパーソンや家族連れ、海外からの観光客までもが長蛇の列を作る。今、全国各地で目撃されるこの光景の中心にあるのが「肉屋食堂」だ。従来の大衆食堂とは一線を画し、精肉店としての確かな目利きと加工技術をダイレクトに料理へと反映させている。
背景にあるのは、単なる「安売り」ではない。肉のプロフェッショナルが仕入れる部位は、流通の過程で価値が見落とされがちな「隠れた名部位」をも網羅する。端肉を活かした極上ミンチのハンバーグや、一本の豚からわずかしか取れない希少部位を使った限定カツなど、専門店だからこそ可能なメニュー構成が客の満足度を極限まで高めている。