道の駅制度を統括する国土交通省道路局の施策において、道の駅かでなは極めて特殊な立ち位置を占めている。町の面積の約8割を基地が占める嘉手納町において、限られた土地をいかに有効活用し、町外からの誘客と情報発信を結びつけるかは長年の至上命題だった。
嘉手納町長をはじめとする地元自治体のリーダーシップのもと、この施設は単なる通過点ではなく「滞在し、学び、消費する拠点」として再定義されてきた。基地から派生する騒音や制限という負の側面を抱えつつも、それを逆手に取った情報発信施設や学習展示を併設することで、自治体独自の地域振興モデルを確立している。