現在の市場を牽引する中心軸には、長年カルチャーを築き上げてきた歴史と、爆発的な新規参入の波がある。田尻智氏の構想から生まれたポケットモンスターの原点を宿す「ポケモンカードゲーム」は、株式会社ポケモンの緻密な供給コントロールと世界的な知名度によって、プレイヤブルな競技性と美術品のようなコレクション価値を両立させ続けている。
対する「遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム」は、故・高橋和希氏が描いた緻密な世界観と奥深いゲームデザインを受け継ぎ、株式会社コナミデジタルエンタテインメントの手によって四半世紀以上ファンを魅了し続ける。初期レリーフや限定レアリティの価値は年々重みを増し、もはやヴィンテージ資産の様相を呈している。ここに彗星のごとく現れ、世界規模の争奪戦を巻き起こしているのが「ONE PIECEカードゲーム」だ。原作の圧倒的な求心力と美麗なイラストパラレルがコレクター心理を激しく揺さぶり、ショップのショーケースの最前列を塗り替えた。