杉本彩の芸能キャリアにおいて、水着というモチーフは単なる露出ではなく、彼女自身の強靭な美意識を表現する原点でした。彼女が全国的な注目を集める契機となったのは、1987年の「東レ水着キャンペーンガール」への抜擢です。当時、多くのアイドルが可憐さや清純さを打ち出していた時代において、身長168cmの均整の取れた体躯とエキゾチックな顔立ち、そして健康的な小麦色の肌は業界に鮮烈な衝撃を与えました。
その後、1980年代末から1990年代にかけて発表されたグラビア写真集では、単なる水着グラビアの枠を超えた芸術的な官能美を開拓。女性写真家とのタッグや海外ロケーションでの撮影を通じ、女性が憧れるグラマラスで自立した肉体美を提示しました。当時のインタビュー記録においても「媚びるためのセクシーではなく、自分自身が心地よく美しくあるための肉体表現」と語っており、その一貫した美学は若い頃のビキニ写真の随所に刻み込まれています。