和田アキ子の若い頃は、数々の豪快な伝説で彩られています。大阪のミナミで不良グループのリーダー格として恐れられていたという逸話や、デビュー当時に先輩歌手にも臆することなく接していたというエピソードは、自著やバラエティ番組でもしばしば語り草となってきました。
しかし、その豪放磊落なパブリックイメージの裏側には、極めて繊細で真面目な素顔が存在します。本人が過去の手記や単独インタビューで明かしている通り、生放送の前夜には緊張のあまり眠れなくなったり、人間関係の機微に深く悩む一面を持ち合わせています。
そんな彼女を40年以上にわたって支え続けているのが、夫である飯塚浩司氏です。かつて和田アキ子が子宮がんを患い、手術によって子どもを産めない身体になることを宣告された際、絶望して離婚を切り出した彼女に対し、夫は「俺は子どもが欲しくて結婚したんじゃない。アコが好きなんだ」と言葉をかけ、固い絆で結ばれたというエピソードは広く知られています。