ネット上で拡散された情報の中には、事実関係が誇張された誤解やデマも散見されます。現場の検証データに基づき、以下の3点を整理します。
誤解①:「警備船がカヌーに直接体当たりして沈めた」という言説
映像記録および海保の調査記録を確認する限り、船体同士の決定的な直接衝突による圧壊跡は確認されていません。主な力学的作用は「近接時の引き波と水流圧による転舵不能」であり、接触というよりは波浪によるバランス喪失が主因です。
誤解②:「救助を行わずに放置された」という噂
転覆直後、海上保安官および民間警備員が数分以内に浮環(浮き輪)を投入し、速やかに船上へ収容しています。救助体制そのものは常時スタンバイされており、迅速なレスキューが行われていました。
誤解③:「抗議カヌー隊は初心者ばかりで無謀に突入している」という見方
現場でカヌーを操るメンバーの多くは、長年にわたり辺野古の海でパドリングを続けてきたベテラン層です。ただし、どれほど操船技術が高くても、エンジン推進力を持つ動力船の至近波には物理的に抗えないという限界が存在します。