しまむらファンが店内をくまなく巡り、掘り出し物を発掘する行為は通称「しまパト(しまむらパトロール)」と呼ばれ、日常的なカルチャーとして定着しています。日本全国チェーンストアマップやNavitimeのデータが示す通り、愛媛県(17店舗)、石川県(16店舗)、宮崎県(16店舗)、沖縄県(11店舗)、鳥取県(8店舗)など、都市部から地方郊外まで촘촘に配置された店舗ネットワークがその活動を支えています。
現場取材やSNS・コミュニティ上の声を検証すると、しまむらの商品展開には大手SPA(ユニクロやGUなど)とは異なる決定的な構造的特徴が見えてきます。
「ユニクロは同じ服がサイズ別に大量に積まれているけれど、しまむらは各サイズ1〜2点ずつの入荷が多い。だからこそ誰とも被らない1点モノに出会える楽しさがある一方で、迷って翌日に行くと二度と出会えない」(30代主婦・愛用歴8年)
しまむらのサプライチェーンは「多品種少量生産・売り切り型」が基本設計です。そのため、売り場ごとのしまむら コラボ 取扱店舗であっても、各店舗への初回割り当て点数は決して多くありません。現場の熱心な利用者は「水曜日の午前11時前後」や「土曜日の開店直後」を狙って来店し、検品出しされたばかりのラックをチェックしています。