1964年6月12日、長野県松本市に生まれた山崎貴監督。少年時代に『スター・ウォーズ』や『未知との遭遇』に打ちのめされ、特撮映画の道を志したエピソードは映画ファンの間でも有名です。
阿佐ヶ谷美術専門学校を卒業後、1986年に設立初期の総合映像制作プロダクション白組へ入社。伊丹十三監督作品『大病人』(1993年)や『静かな生活』(1995年)などでデジタル合成や特殊視覚効果を手掛け、現場で着実にスキルを磨き上げました。
2000年、映画『ジュブナイル』で待望の長編映画監督デビューを果たすと、少年少女とロボットの心の交流を最新CGで描き出し、国内外の映画祭で高い評価を獲得。その後、2005年公開の『ALWAYS 三丁目の夕日』が第29回日本アカデミー賞において、最優秀作品賞や最優秀監督賞をはじめとする12部門で最優秀賞を総なめにする快挙を達成しました。
昭和の東京タワー建設風景をVFXで見事に蘇らせた手腕は、日本映画界に「ノスタルジー×最先端CG」という新たな金字塔を打ち立てました。以後、『ALWAYS 続・三丁目の夕日』『ALWAYS 三丁目の夕日'64』と続く人気シリーズ化を牽引し、国民的ヒットメーカーとしての地位を確立していきます。
プライベートでは、映画監督・脚本家として活躍する佐藤嗣麻子氏と2012年に結婚。佐藤監督といえば『アンフェア the movie』シリーズや映画『陰陽師0』(2024年)などの話題作を手掛けるトップクリエイターです。専門学校時代からの盟友であり、互いに映画監督として切磋琢磨し合うクリエイティブな関係性は、メディアのインタビューでもしばしば温かく語られています。