インターネット上の検索エンジンでは「5分で受取可能」「当日即時配達」といった見出しが踊りますが、ここにはプロの現場だからこそ分かる盲点が存在します。
「当日その場で花束を作ってもらうのが一番新鮮」という認識は、半分正しく半分誤りです。市場から入荷したばかりの花は、茎の導管に空気が入っており、十分に水を吸い上げるまでに数時間の水揚げ処理を要します。処理が完了していない状態で花束に束ねてしまうと、受け取った数時間後に花首が垂れてしまう「水下がり」を起こすリスクが高まります。
また、母の日や歓送迎会シーズン(3月下旬〜4月上旬、5月第2日曜日、12月年末)は、全国の生花店が年間最大キャパシティで稼働しています。この期間中は店頭販売の花材が制限されたり、当日配達の受付を完全に停止する店舗が相次ぐため、ネットの情報だけを鵜呑みにせず、必ず電話での事前確認を行うのが確実です。