火曜の夜を彩る「うたコン」の最大の見どころは、世代とジャンルの垣根を軽やかに越境するセットリスト(本日の曲順)の妙にあります。番組公式発表や制作関係者への取材によると、近年のうたコンは「誰もが口ずさめる昭和・平成のミリオンセラー」と「令和のチャートを賑わす最新ストリーミングヒット」を巧みに織り交ぜた緻密な構成が組まれています。
近時の放送回でも、その豪華なマッチングは大きな反響を呼びました。大泉洋が敬愛する故・西田敏行の名曲「もしもピアノが弾けたなら」を情感豊かに歌い上げれば、細川たかしが圧巻の声量で「浪花節だよ人生は」を響かせる。さらに、イモ欽トリオの「ハイスクール ララバイ」や麻倉未稀の「ヒーロー」、瀬川瑛子の「命くれない」といった80年代の金字塔が次々と披露される構成は圧巻です。西川貴教による中森明菜の「北ウイング」カヴァーや、King & Princeがしっとりと歌い紡ぐ松田聖子の「SWEET MEMORIES」、May J.の伸びやかな「シルエット」など、ジャンルを超えた実力派たちによる生放送タイムテーブルは、一瞬たりとも目が離せない展開を見せています。
さらに視聴者の涙腺を刺激したのが、高田みづえの一夜限りの復活劇です。ゲストの岩崎宏美や榊原郁恵が見守る中、名曲「私はピアノ」を生歌唱した瞬間は、NHK公式YouTubeのアーカイブ動画でも公開後わずか数日で170万回再生超を記録。SNSのタイムラインには「往年と変わらない透明感のある歌声に鳥肌が立った」「当時の青春が鮮烈に蘇った」と称賛の声が溢れかえりました。事前のタイムテーブルは分刻みで厳格に管理されつつも、生放送ならではのアドリブや緊張感が、唯一無二のグルーヴを生み出しています。