Q1:歯医者の初診時、財布に数千円しかありません。足りない場合はどうなりますか?
A1:健康保険証を提示した一般的な初診の場合、激痛を抑える応急処置と検査、投薬を含めて3,000円〜4,500円程度(3割負担)で収まるケースが大半です。所持金が心もとない場合は、受付時や問診票で「本日は手持ちが〇〇円しかないため、その範囲内の応急処置に留めてほしい」と事前に明示してください。万が一数十円〜数百円不足した場合でも、身元が証明されていれば次回受診時の清算を認めてくれる歯科医院が一般的です。
Q2:デンタルローンに「審査なし」で通るものは本当に存在しますか?
A2:正規の金融機関や信販会社が提供するデンタルローンで、審査がないものは法制上1つも存在しません。信用情報の確認なしで融資を行うと謳う業者はいわゆるヤミ金融であり、法外な金利請求や深刻な金融犯罪に巻き込まれる恐れがあります。ローンに頼るのではなく、公的な救済制度である「無料低額診療事業」や「緊急小口資金」の活用を検討してください。
Q3:国民健康保険料を滞納していて保険証が手元にありません。10割負担で受診するしかありませんか?
A3:保険証がない状態では原則10割負担となりますが、諦める必要はありません。自治体の国民健康保険窓口へ行き、滞納理由を説明して分納相談を行えば、有効期間が短い「短期被保険者証」や「資格証明書」の交付を受けられる可能性があります。また、社会福祉法に基づく「無料低額診療事業」を行っている医療機関であれば、無保険状態であっても相談に応じて減免や一時的な受診支援を受けられる枠組みが用意されています。
Q4:虫歯が悪化して抜歯になった場合、入れ歯や差し歯もお金がないと作れませんか?
A4:失った歯を補う治療(補綴治療)も、公的医療保険の適用範囲内で行うことが可能です。レジン製のプラスチック前歯冠や金属製フレームの義歯(部分入れ歯・総入れ歯)であれば、自己負担3割で数千円から1万数千円程度で製作できます。数十万円単位の費用がかかる自費のインプラントやセラミック冠を選ばなくても、日常生活で噛む・話すための機能回復は十分に達成できます。