理学療法士は、他職種で社会人を経験した後に「手に職をつけたい」「人の役に立つ医療職に転身したい」と一念発起して目指す再進学先としても知られています。理学療法士 社会人からの再進学と合格率に関しては、明確な二極化が見られます。明確な目的意識を持って入学した社会人学生は、学習意欲が高く、臨床実習先でのコミュニケーション能力にも長けているため、ストレート合格を果たす割合が高い傾向にあります。
さらに、社会人再進学者にとって強力な経済的後ろ盾となるのが、厚生労働省の専門実践教育訓練給付金です。一定の雇用保険加入条件を満たせば、学費の最大70%〜80%(上限年間40万〜64万円)がハローワークから支給され、さらに45歳未満の離職者であれば教育訓練支援給付金も受け取ることが可能です。
一方、働きながら学べる選択肢として注目される理学療法士専門学校 夜間部の評判には、過酷な現実がつきまといます。平日の18時から21時過ぎまで授業を受け、帰宅後に課題をこなし、翌朝は医療補助やリハビリ助手のアルバイトに出るという生活サイクルは、体力的に極限の負荷がかかります。とりわけ、昼間に週40時間拘束される病院実習の期間中は仕事を休業せざるを得ず、生活費の維持ができなくなって脱落するケースが後を絶ちません。夜間部での再進学を成功させるには、最低でも実習期間中の生活費を賄えるだけの自己資金を事前にプールしておく必要があります。