ファンの間で長年議論されてきたトピックに「じゃりン子チエには特定の欠番エピソードが存在するのではないか」という疑問があります。特撮番組『ウルトラセブン』第12話のような、公式に封印された回がチエにも存在するのかどうかという点です。
制作会社の公式データおよび過去の放送履歴を検証したところ、テレビアニメ第1期(全64話)および第2期『チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ』(全39話)において、公式に欠番指定されたエピソードは1話も存在しません。全103話すべてが正規のマスターテープとして現存し、パッケージ化されています。
では、なぜ「欠番がある」という言説が定着したのでしょうか。その発端は、1990年代から2000年代にかけて関西テレビや毎日放送が幾度となく行った再放送時の措置にあります。当時、局側の自主規制判断により、特に際どい差別用語が核心となるエピソードや、ヤクザとの激しい抗争を描いた回が、事前の告知なく放送リストからスキップされて放映された事例が複数回確認されています。この「編成上のスキップ」を目撃した当時の視聴者が、「あの回は欠番になった」「放送禁止コードに引っかかった」と認識し、インターネット掲示板やSNSを通じて伝言ゲームのように拡散したのが事の真相です。