『闇金ウシジマくん』完結後、新たなステージとして『ビッグコミックスピリッツ』でスタートしたのが『九条の大罪』です。主人公の弁護士・九条間人は、半グレやヤクザ、悪徳介護ビジネス事業者など、社会的に糾弾される側の弁護も引き受ける異色の法律家です。
「法と倫理は別物である」という冷厳な事実を突きつける本作は、連載開始直後から大きな議論を呼びました。単なる法廷バトルではなく、制度の隙間を利用して生き残る人間と、そこに巻き込まれる弱者の構造的悲劇を綿密に描写しています。
2026年現在も連載は緊迫した局面を迎えており、法律監修陣を交えた緻密なプロット構築と、時事性を捉えたテーマ設定で読者層をさらに広げています。『ウシジマくん』で培った取材力はそのままに、より構造的な社会問題をえぐる傑作として高い評価を獲得しています。