殻付き牡蠣を食べる際に決して軽視できないのが、ノロウイルスをはじめとする食中毒のリスクです。特に「加熱用」として販売されている牡蠣には、加熱処理を前提とした衛生基準が適用されているため、生煮えの状態で食べるのは極めて危険です。
厚生労働省のガイドラインによると、ノロウイルスを完全に失活させるためには、「食品の中心温度が85℃〜90℃の状態で90秒以上」の加熱が必要とされています。電子レンジ調理でこの安全基準をクリアするための視覚的な目安は以下の3点です。
1. 殻の隙間から「プシュー」と勢いよく蒸気が噴き出していること
2. 殻の口が2〜3ミリ以上自然に開き始めていること
3. 殻を開けた際、中央の身が白濁してふっくらと盛り上がり、透明感が完全に消えていること
もし殻を開けた時点で身の中心部に生っぽい透明感が残っていたり、汁が濁らず冷たそうに感じたりした場合は、無理に食べずに追加で30秒〜1分ほど再加熱してください。安全を最優先にしつつ、芯まで火を通すことが美味しく味わうための大前提です。