関西出身者に「関西電気保安協会」という文字を見せると、ほぼ100%の確率で「かんさい、でんき、ほ~あんきょ~かい♪」と抑揚をつけて読み上げます。この現象は長年にわたるテレビCMの刷り込みによるもので、関西人のアイデンティティを確かめる「関西人ホイホイ」としてもSNSで親しまれてきました。
この耳に残るサウンドロゴ(節)が生まれたのは、1970年代後半にさかのぼります。堅苦しくなりがちな「電気の保安」というテーマを一般家庭に親しみやすく届けるため、覚えやすいメロディに乗せて団体名を連呼する演出が採用されました。これが長年にわたり関西圏のお茶の間に流れ続けたことで、言葉のリズムそのものが脳内に強烈に刻み込まれることになったのです。
さらに近年では、テレビCMにとどまらずWEB限定動画などのユニークなPRコンテンツを積極的に展開。ドラマ仕立てのコミカルな短編や、あえて「普通に読もうと奮闘する関西人」を描いた自虐パロディ動画が若い世代を中心に大バズりするなど、その発信力は衰えるどころか年々進化を続けています。