酸化チタンの発がん性は本当?Eu禁止の真相と日焼け止めの危険性を徹底解説

酸化チタンの発がん性は本当?Eu禁止の真相と日焼け止めの危険性を徹底解説

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発がん性疑惑の源流をたどると、国際がん研究機関 (IARC)による評価に突き当たる。IARCは酸化チタンを「IARC発がん性分類グループ2B」(ヒトに対して発がん性がある可能性がある物質)に分類した。このカテゴリーにはコーヒーや漬物、アロエベラエキスなども含まれており、分類されたこと自体が直ちに劇毒物を意味するわけではない。

極めて重要なのは、IARCが発がんリスクを指摘した主たる経路が「吸入暴露」であるという点だ。製造現場や粉末の取り扱い工程において、高濃度の酸化チタン粉塵を長期間にわたり肺に吸い込んだラットの動物実験において、過剰な異物排除機構の破綻(肺の過負荷現象)とそれに伴う肺腫瘍の発生が観察された。

つまり、微粒子を気道から肺の奥深くへ吸い込むリスクと、消化器官を通じて胃腸を通過するリスク、あるいは皮膚の表面にとどまるリスクは、体内動態の観点から全く別次元の問題として区別して捉えなければならない。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

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