朝ドラ『とと姉ちゃん』モデル大橋鎭子の真相!名作誕生の裏側を徹底解説

朝ドラ『とと姉ちゃん』モデル大橋鎭子の真相!名作誕生の裏側を徹底解説

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劇中で唐沢寿明が演じた花山伊佐次のモデル、天才編集者・花森安治との出会いは、出版業界の歴史を大きく塗り替える運命の交差点だった。大橋鎭子と花森がタッグを組んで立ち上げたのが、現在の暮しの手帖社の前身である「衣裳研究所」だ。

1948年に創刊された『美しい暮しの手帖』(のちに『暮しの手帖』へ改題)は、一切の商業広告を排除するという前代未聞の編集方針を打ち出した。企業からの広告収入に頼れば、製品の批判ができず読者を裏切ることになる――。その強固な信念のもとで行われたのが、名物企画となった「商品テスト」である。

トースターに食パンを何万枚も入れて焼きムラを調べ、ストッキングの耐久性を測るために社員が何百キロも歩き回る。企業の顔色を一切うかがわず、庶民の財布と安全を守るためにデータを突きつける雑誌の姿勢は、高度経済成長期を迎えた日本の消費社会に巨大な一石を投じた。

山崎 陸
著者

山崎 陸

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