筆者が角界関係者や部屋の古参後援会員から得た証言によると、4兄弟に対する世間の見方は「二世・三世の甘やかされたエリート」という当初の偏見から、「泥臭い努力家」へと完全に逆転しています。
貴闘力本人は、自身の公式YouTubeチャンネルや各メディアの取材において、息子たちについて次のように赤裸々に語っています。
「俺があんな形で相撲界を出ることになって、あいつらには本当に肩身の狭い思いをさせた。相撲の細かい技術なんて俺から教えられる立場じゃない。ただ、『やるなら本気でやれ、負けて悔しくないなら今すぐ辞めろ』という土俵での気迫だけは伝えてきたつもりだ」(過去の取材・配信インタビューより要約)
また、母・美芳氏の存在も兄弟にとって精神的な支柱となっています。離婚後、女手一つで食欲旺盛な4人の男児を育て上げた美芳氏は、毎日の食卓に大量の肉やちゃんこ鍋を並べ、相撲界のネガティブな噂や中傷から子供たちを守り抜きました。大嶽部屋関係者も「王鵬をはじめ兄弟全員が礼儀正しく、裏表のない性格に育ったのは、ひとえにお母さんの厳しくも深い愛情のおかげ」と口を揃えます。
SNSやファンの反応を分析しても、三男・王鵬の活躍に対して「祖父の風格と父親の荒々しい闘争心が絶妙にミックスされている」「親の名前ではなく、王鵬自身の押し相撲に魅了されている」といった高評価が圧倒的です。長男の納谷幸男に対しても、プロレスファンの間で「2世の看板を脱ぎ捨てて、シングル戦で見せる泥臭いエルボーやキックに覚悟を感じる」と、実力者としての地位が完全に定着しています。