白目が真っ赤になる結膜下出血、放置すると危険なサインとは?

白目が真っ赤になる結膜下出血、放置すると危険なサインとは?

白目が真っ赤になる結膜下出血、放置すると危険なサインとは?についての最新情報をお届けします。

SNSや健康相談掲示板では、「毎月のように白目が出血する」「治ったと思ったら別の場所が真っ赤になった」という切実な悩みが数多く投稿されています。単発の結膜下出血であれば心配のない生理的現象であることが多いものの、頻繁に繰り返す場合は全身の血管系からの警鐘と受け止めなければなりません。

加齢に伴う動脈硬化が進行すると、毛細血管の壁は弾力性を失って脆くなります。そこに高血圧が加わると、わずかな血圧変動で血管壁が破れやすくなり、結膜下出血を頻発するようになります。眼底出血と異なり結膜下出血は目視できるため、「血管の脆弱化を知らせる目に見えるシグナル」として機能しているのです。

さらに、糖尿病による微小血管障害や、白血病・特発性血小板減少性紫斑病(ITP)などの血液疾患、肝硬変に伴う凝固能低下が隠れている事例も報告されています。心筋梗塞や脳梗塞の予防として抗凝固薬(ワーファリン)や抗血小板薬(バイアスピリン等)を日常的に服用している高齢者も、血液が固まりにくいため出血を繰り返しやすい傾向にあります。年に何度も再発する場合は、眼科だけでなく内科やかかりつけ医での精密な血液・血管検査が不可欠です。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。