検索アプリや地図サービスで「近くのお好み焼き」を調べる際、多くの人が「★3.8以上」などの評点を基準に店選びを行っています。しかし、お好み焼きというジャンルにおいては、単純な星の数だけを盲信すると期待と現実のミスマッチが起きやすいという構造的落とし穴があります。
その最大の要因は、「観光客向けプロモーション店舗」と「地元民密着型店舗」の評価構造の違いにあります。主要駅前や観光地の目立つ場所にある店舗は、インバウンド観光客や旅行者によるレビュー数が圧倒的に多く、写真映えや英語メニューの有無によって高得点が付きやすい傾向があります。しかし、そうした店舗では味のカスタマイズが画一的であったり、観光地価格として割高に設定されているケースも少なくありません。
対照的に、創業数十年の個人店や住宅街に潜む穴場店は、常連客が高頻度で通うもののネット上にレビューを書き込まないため、星の数や口コミ件数が控えめなまま留まっている例が多々見られます。口コミをチェックする際は、全体の星の数を見るのではなく、「直近半年以内の地元住民と推測される投稿者のコメント」や「焼き手の技術(キャベツの甘みの引き出し方や生地の食感)に言及したレビュー」に焦点を当てることが、真の優良店を見抜くための秘訣です。