止まらない咳は何科を受診?呼吸器内科と耳鼻科の違いと受診目安

止まらない咳は何科を受診?呼吸器内科と耳鼻科の違いと受診目安

止まらない咳は何科を受診?呼吸器内科と耳鼻科の違いと受診目安についての疑問解決ガイドをご紹介します。

東京都内の呼吸器内科専門クリニックで日々診療にあたる臨床医は、患者の受診動向について次のように警鐘を鳴らしています。

「初診で来られる方の多くは、『風邪の治りかけだと思って1ヶ月市販の咳止めを飲み続けていた』とおっしゃいます。しかし、来院時には激しい咳き込みの衝撃で肋骨にひび(不全骨折)が入っていたり、腹筋の過度な緊張で睡眠障害やパニック障害に近い疲弊状態に陥っていたりするケースが珍しくありません」

大手Q&AサイトやSNS上でも、受診の遅れによるリアルな体験談が数多く投稿されています。

「会議中に突然咳が止まらなくなり、息ができなくなって退室した。市販薬を4種類試したがどれも効かず、呼吸器内科で吸入ステロイドを処方されたら3日でピタッと止まった。もっと早く専門医へ行けばよかった」(30代会社員)
「微熱が1日で下がった後、夜中の激しい咳だけが3週間続き、嘔吐するほど悪化。近所の内科では『喉が赤いだけ』と風邪薬を出されるだけだったが、セカンドオピニオンで専門外来を受診したら大人の百日咳だった」(40代女性)

特に近年は、小児期に受けた百日咳ワクチンの抗体価が成人期に低下することで発症する大人の百日咳や、耐性菌の増加が指摘されるマイコプラズマ肺炎の潜伏・遷延例が報告されています。マイコプラズマ肺炎の初期症状は軽い発熱や全身倦怠感程度であることも多く、熱が引いた後にしつこい乾性咳嗽が長期間残る特徴があります。これらは一般的な風邪薬(非ピリン系感冒薬や中枢性鎮咳薬)では根本治療にならず、専用の抗菌薬投与が不可欠です。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。