ハンドリガードが見られる具体的な期間は、生後2ヶ月から生後3ヶ月頃に始まり、生後4ヶ月から生後5ヶ月頃に自然と消失するのが一般的な経過です。手をじっと見つめるだけの段階から、次第に両手を胸の前で合わせたり、口元へ運んで舐めたりしゃぶったりする動作へとステップアップしていきます。
「ハンドリガード 舐める しゃぶる」という行動への変化に戸惑う声も聞かれますが、これは視覚による探索から「口唇期特有の多感覚探索」への順調なステップアップを意味します。乳児にとって、神経が最も密に集中している器官は「唇と舌」です。目で見た手を今度は口に入れて舌や歯茎で確かめることで、硬さ、味、温度、立体感を立体的に把握し、脳の感覚野をフル回転させています。
そして生後4〜6ヶ月頃になると、腹筋や体幹の筋力が発達し、今度は足先を手で掴んでじっと見つめたり口へ運んだりする「フットリガード いつから」という次のステージへ移行します。下肢の存在を認識することで、後の寝返りやお座りへと身体意識が拡張されていきます。
乳児期前半における探索行動の推移と発達基準について、客観的なデータを以下の表にまとめました。
このように、乳児の身体認識は「頭部・目・口」から始まり、「手」、そして「足」へと中枢から末梢、頭部から尾部へと一定の神経発達順序に従って広がっていきます。