古着屋chappieの生命線は、創業以来ブレることのないアメリカ現地での直接ピックアップ体制にあります。大量の古着をまとめて仕入れるベール買い(圧縮梱包された古着のまとめ買い)ではなく、現地ディーラーの倉庫やフリマ、スリフトショップを一軒ずつ回り、1点1点手に取って検品するスタイルを徹底しています。
特に近年再評価が著しい90sヴィンテージ used clothingにおいては、この手作業による選別が圧倒的なクオリティの差となって現れます。90年代の衣料は生産国がアメリカから中南米やアジアへとシフトしていく過渡期にあたり、生地の質感や縫製仕様の個体差が非常に大きいのが特徴です。chappieのバイヤー陣は、シングルステッチの有無やコットンのヘビーオンス感、褪色のグラデーションに至るまで、着心地と耐久性を兼ね備えた個体だけを丁寧にすくい上げています。
現地からの輸送コストや為替変動の逆風を受けながらも、大阪アメリカ村の拠点を中心に「本物のアメリカントラッドとストリートカルチャーの残り香」を届ける姿勢は、単なる衣料品販売を超えたカルチャーの輸入業としての矜持を感じさせます。